東大のオンライン授業ってどんな感じ? 気になるメリット・デメリットのまとめ

現在、新型コロナウイルスが日本を含め世界に襲いかかり、多数の感染者と死者を出しています。

政府の自粛要請もあり、小中高大のほとんどの教育機関は、新学期にも関わらず休校の措置が取られています。

その中で、東京大学(東大)でもZoomを用いたオンライン授業が令和2年度夏季学期でスタートしました。

果たして、日本の最高学府はこの未曾有の状況に対しどのような形でオンライン授業を進めるのでしょうか。

実際に1カ月体験してみてわかった、オンライン授業のメリットデメリットも挙げてみました。

どんなアプリを使うの?

東大では、以下の3つのweb会議システムが提案されています。

  1. Zoom

  2. GoogleハングアウトMeet

  3. WebEx

この3方法の比較を表にまとめるとこのようになります。

               
観点 Zoom GoogleハングアウトMeet WebEx
最大同時接続数 500(大学アカウント) 100(通常時)250(2020年7月1日まで)1000(ビデオON時)3000(ビデオOFF時)
大学アカウントの利用可能期限2020年4月30日まで*期限なし(一部機能は2020年7月1日まで)2020年6月8日まで*
本学構成員(ECCSアカウント保持者)のみ入室制限○(明示的に承認すれば非保持者の参加可)×(手動でユーザー強制退室は可)
画面共有
テキストチャット
会議の録画○(2020年7月1日まで)

この中で、学生の授業では、現時点では Zoom のみが使われています。

Zoomとは?

Zoomとは、会議・ミーティング・セミナーのオンラインバージョンです。

主催者が招待URLミーティングIDを配り参加者はそれを入力するだけで簡単に参加できます。

しかも、PCでもスマホでもタブレットでも、どんなデバイスでも利用できるのがとっても便利。

テレビ電話のオンラインバージョンであるSkypeと違って、事前にIDなどを交換する必要がありません

世界では今回の新型コロナウイルスの影響でテレワークが増加し、利用者数が昨年12月の1000万人から、20倍の2億人に増えました。

日本でも、マイナーだったZoomの知名度が一気に上がり、不要不急の外出自粛要請ということで、“Zoom飲み会”などが開催されたりしていますよね。

東大生がZoomでオンライン授業に参加するまでの流れ

  1. Zoomをインストールしておく
  2. UTASで授業URLを取得する
  3. 時間が来たら、授業URLからミーティングに参加する

非常にシンプルですね。

UTASというのは、履修登録やシラバス、成績を見たりするのに使う、東大の学務システムです。

京大だったらKULASIS、阪大だったらKOANに当たるものです。

授業URLを取得するには、UTASにログインする必要があり、UTASには東大生しかログインできないので、そこでセキュリティが担保されているというわけです。

オンライン授業はどういう形式?

  1. 同時双方向型:リアルタイムに音声や動画で双方向のやりとりをする

  2. 録画配信型:授業を録画したビデオを視聴する

  3. 資料配信型:ナレーション付きの講義資料(スライドなど)を視聴する

  4. 自習中心型:教科書の演習などを自習する

オンライン授業には、主に上の4つの方法があります。

オンライン授業と言えば、②の録画配信型が主流ではないでしょうか。東進や研伸館のVODが、②に相当します。

しかし、②・③・④はリアルタイムでないため、質問をするのに別に手段が必要になり、少々面倒ですよね。

東大では、Zoomを使うことから分かるように、➀の同時双方向型を用います。

Zoomでオンライン授業を受けてみた感想は?

  • チャット機能がある
  • 手を挙げれる
  • マイク・カメラをオンにできる

Zoomではこのような機能があるため、質問があればチャットに投稿したり、“手を挙げる”を押せば先生が気づいてくれます。

また、マイク機能があるため、先生が生徒に当てて、生徒に答えさすこともできます。

オンラインと言えどもインタラクティブな授業なので、普通の授業と同じ感覚で受けられます。

オンライン授業のメリットとデメリットを列挙してみた!

メリット!
  • 質問がしやすい
  • 通学しなくていいから楽
  • 着替えやメイクをはぶけるから楽
  • 気になった板書をすぐスクショできる
  • 板書がオンラインの方が見やすい
  • 先生の声もオンラインの方が聞きやすい
  • 録画してくれている先生もいる

質問に関してはチャットに書き込めば、先生の話をさえぎらない&恥ずかしさが減るので、だいぶ質問しやすいです。

通学しなくても家でリラックスして受けられるので、授業への敷居が下がった印象です。

服を着替える手間もはぶけますし、女性だとメイクをしなくてもいいですよね。

また、普段の授業では板書の写真を撮ると「パシャ」と音もなりますし、写真をとることを禁止する教授もいますが、その点オンラインだとすぐにスクショできるのは、案外いちばんのメリットかもしれません。

他にも、板書が見やすくなったり、声が聞きとりやすくなったメリットや、録画で見返せる場合もあります。

デメリット!
  • 友達に会えない
  • 情報共有できない
  • 誘惑が多い
  • WiFiがないと通信料が厳しい
  • 出席の取り方が少し複雑
  • トラブルでつながらなかった場合、それを迅速に伝える手段がない

ただ、学校で友達に会えないことや、情報共有ができないことの不便さはありますよね。

また、家にはいくらでも外乱があるのでそれに惑わされてはいけません。

通信料の問題もありますが、家計が急変した学生も含め、東大では大学側に言えばちゃんと対応してもらえます。

出席をITC-LMSというパワポなどの教材のアップロードやレポートの提出ができる学内システムがあるのですが、それにログインして先生から配られるワンタイムパスワードを入力しないといけません。

Zoomのホストのみ「誰が何時から何時までログインしていたか」を見ることができる機能があり、それをエクセルに書き出しもしてくれるので、先生によってはこの機能で出席を取る方もいます。

また、何らかのトラブルでZoomにログインできない場合、それをZoomから伝えられないわけで、単に欠席した人になってしまう恐れがあります。

先生にメールでは遅いですし、友達に助けてもらうしかありません。

事件!

ですが、先日友達にも助けられない事件が起こりました。

二つの学科が集まるオンライン授業があり、先生がまちがえて、それぞれ別のZoomのURLをシラバスに貼ってしまったため、まちがえた方の片方の学科の学生が授業に全く入れない事件です。

友達も学科でまとまっているので、友達に聞いてもなぜだかわからず、休講?先生忘れている?という状況になりました。

めったにはありませんが、こんな意外なデメリットもあります。

このシステムの問題点

授業開始前に東大生が一斉にUTASにログインし、授業URLを取得しようとするので、UTASのサーバーがダウンすることです。

今のところ(2020/4/7)、授業開始前でないと授業URLがシラバスに載っていないことが多く、どうしても集中してしまうのです。

サーバーを強化するか、授業URLを早めに載せて生徒は前夜に見るようにする、などの対策が取られるでしょう。

これは、2020/4/6の午前中のトレンドですが、なんとUTASがトレンド入りしています。

しかも、新型コロナや鬼滅の刃に勝利し、緊急事態宣言に次ぐ2位!

この日は月曜で新学期のスタートで、UTASが落ちてログインできなくなり、オンライン授業を初日から見れない東大生が溢れました。

解決策!(追記)

UTAS LiteのUI

東大ではUTASが落ちるのを防ぐために、4月21日に「UTAS Lite」がローンチされました。

UTAS Liteとは、本家UTASの情報を1時間ごとに抜き出して表示するシステムで、オンライン講義検索のみに特化しています。

これならば、UTASがダウンして授業URLが取得できない、というトラブルはなくなりそうです。











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