タリーズの神メニュー『フラットホワイト』とは?現役フェローがカフェラテとの違いを徹底解説!

フラットホワイトの画像

みなさん、『フラットホワイト』という言葉を聞いたことがありますか?

日本人にはまだ馴染みが薄いかもしれませんが、カフェラテと同じようにエスプレッソを用いた新しいドリンクです。

このフラットホワイト、とっても美味しいのにほとんどの人が知らない、知る人ぞ知る神メニューなのです!

しかも、スタバも含め大手コーヒーチェーンでフラットホワイトを飲めるのはタリーズだけ!

そこで本記事では、タリーズ現役フェローが「フラットホワイトとは何か?」から「カフェラテとの違い」まで、徹底的に解説したいと思います。

フラットホワイトは新しいコーヒー?

そもそもフラットホワイトとはなんでしょうか。

日本では最近人気に火がつき始めたドリンクですが、南半球のオーストラリアやニュージーランドでは最もポピュラーなコーヒーと言われています。

しかしその起源は意外と新しく、Flat white (From Wikipedia) によると1980年代半ばにオーストラリアのシドニーのカフェで記載された記録があるようです(ニュージーランド説もあり)。

そして2005年頃にはイギリスにも渡り、アメリカのスターバックスでは2015年にフラットホワイトの販売を開始しています。

21世紀になってようやくイギリスやアメリカに普及し始めたわけですから、日本で馴染みが薄いのも肯けますね。

タリーズでは2018年2月にフラットホワイトが登場しました。

フラットホワイトの由来は?

フラット+ホワイトという少し不思議なネーミングですが、その由来はなんでしょうか?

諸説あるようですが、Why is a Flat White Called a Flat White に記されているお話をもとにご紹介したいと思います。

昔から、オーストラリアやニュージランドでは、ミルクの入っていないコーヒーを”Black coffee”と呼んでいたのに対し、ミルク入りにコーヒーを”White coffee”と呼んでいました。

ですので、友人の家に行って「コーヒーなに飲む?」と聞かれたら、「ホワイトで」とだけ言えばよかったのです。

(日本でもブラックコーヒーは残っていますが、ホワイトコーヒーの呼び名は残っていませんね)

そして第二次世界大戦後、オーストラリアやニュージーランドにイタリアやギリシャ、オランダなどヨーロッパから多くの移民が移り住み、ヨーロッパの文化が持ち込まれました。

1980年代に入るとニュージーランドなどではイタリアでよく飲まれるカプチーノが流行りだし、オランダ風のチョコパウダーやシナモンを描けるようになり、さらにはピンク色のマシュマロを乗っけたりなど、コーヒーの上にカラフルでモコモコしたような立体的な装飾が流行り始めました。

しかし、それを見た時の男性陣は「女っぽい」「ガーリーすぎる」と言った感想を持ち、あまり飲みたがりませんでした(真っ黒なスーツ着てフラペチーノは飲みにくい的な感じでしょうか…)

そこである人が「よしカプチーノに散髪してやろう」といってフォームミルクを平らにしたことが「フラットなホワイトコーヒー」と言う意味でフラットホワイトが生まれたと言われています。

カフェラテの作り方

カフェラテの画像

フラットホワイトの概念についておわかり頂けたところで、具体的な作り方をご紹介いたしましょう。

フラットホワイトとの違いがわかるように、まずは基本となるカフェラテの作り方を説明いたします。

タリーズではフラットホワイトはTサイズのみなので、カフェラテもTサイズのメニューで話を進めます。

作り手順はこのようになります。

  1. エスプレッソ(30ml)を1杯カップに入れる
  2. ミルク(200ml)を炊く
  3. ミルク(スチーム+フォーム)を注ぐ
  4. フォームミルクを真ん中にのせる

多くの方は「ミルクを炊く」についてよく知らないと思いますが、ここがバリスタの1つ目の腕の見せどころなのです。

冷たい牛乳に蒸気が出るスチームワンズの先端をミルクの表面ギリギリに沈めることで、ミルクを熱しながら空気を取り込み、泡を作る工程です。

泡であるフォームミルクが作られることで、ミルクは400mlと倍に膨れ上がります。

そして、液体であるスチームミルクと泡であるフォームミルクが混ざったミルクをエスプレッソのクレマを壊さないように上手く注ぎます(2つ目の腕の見せどころ)。

すると、見えないですがカップの中で泡は軽いので上部に集まり、泡と液が分離します。

そのようにして、エスプレッソ、スチームミルク(液)、フォームミルク(泡)の3層ができるのです。

そしてタリーズでは最後に、泡だけのフォームミルクを中心にのせます。

フラットホワイトの作り方

フラットホワイトの画像

つづきまして、いよいよフラットホワイトの作り方です。

驚かないでください、まず濃くしたエスプレッソを3杯入れるところから始まります。

  1. リストレット(20ml)を3杯カップに入れる
  2. ミルク(250ml)を炊く
  3. ミルク(スチーム+フォーム)を注ぐ
  4. フォームミルクを6つにのせ、ハート型にする

リストレットとは、ふつうのエスプレッソより濃く抽出したものを指します。

タリーズでは通常30mlのところを20mlで抽出するので、1.5倍濃くなっています。

その1.5倍濃いエスプレッソを3杯カップに入れます

そして、ミルク(250ml)を炊き、400mlに炊きます。

先ほどのカフェラテでは、200mlのミルクを400mlに炊き上げましたよね。

つまり、炊く際に空気を取り入れる時間を減らす(たったの2秒)ことで泡の量を少なくし、スチームミルクの量を多くしているのです。

ですので、同じようにエスプレッソに注いでも、もともとミルクに入っているフォームの量が少ないため、泡は薄く分離します。

つまり、泡が少なくて平らであるフラットホワイトになるわけですね。

タリーズでは最後に、フォームミルクでちょっとしたハート型のラテアートをして提供しています。

フラットホワイトはどんな味がする?

このように、作り方を見るとフラットホワイトがどんなドリンクでどんな味がするのか、だいたい想像つくのではないでしょうか?

一言でいえば、「深いコクのエスプレッソと、スチームミルクのシルキーな口あたり

1.5倍濃いエスプレッソを3杯入れることでより力強いコクが生まれ、スチームミルクを多くすることでシルキーな質感となります。

いつものカフェラテとは一味違う特別なおいしさを堪能できる、まさにタリーズの神メニュー。

エスプレッソらしい苦味を感じながらミルクをより楽しみたい方に是非飲んで頂きたいドリンクです。

ミルキーフラットホワイトとは?

ミルキーフラットホワイトの画像

エスプレッソの苦味はちょっと苦手…という方に、苦味を抑えて甘さを増した「ミルキーフラットホワイト 」もあります。

こちらは、フラットホワイトと比べてリストレットが2杯になり、その代わりにコンデンスミルクが入っております。

よりマイルドで、コンデンスミルクの甘みを感じられるフラットホワイト系のドリンクとなっています。

フラットホワイトはどこで飲める?

日本には、スターバックス・ドトール・プロント・サンマルク・コメダ珈琲・星乃珈琲・上島珈琲など様々な大手コーヒーチェーンがありますが、現時点でフラットホワイトが飲めるのはタリーズのみです。

スターバックスはアメリカなどでは販売していますが、日本ではメニューにありません。

ただ、店舗は少ないですがマックカフェでは提供しているようです。

タリーズでは2018年から全店舗で販売しているので、どこでも手軽に飲むことができます。

タリーズ史上最高難易度?

フェロー内では、タリーズのドリンクの中で、フラットホワイトが最も難易度が高いとの呼び声が高いです。

作り方のところでも説明しましたが、泡の量を絶妙に調整しなければいけなく、さらにクレマを壊さないように注がなければ、コントラストが失われせっかくのハートも見えにくくなってしまうからです。

経験豊富なバリスタが作ることが多く、ドリンクを注文した際は是非その洗練された技術を見てみて下さい。

また、エスプレッソの抽出を3回行う必要があり、手間と時間と技術がかかって作られています。

そんな大事に作られたフラットホワイトはカフェラテ(390円+tax)より少し高い470円+taxで販売されています。


タリーズコーヒージャパン
Why is a Flat White Called a Flat White
Flat white -Wikipedia

Thumbnail photo credit: tullys-job.jp

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