これだけは知っておきたい!合否を左右する、四力精選の効果的な使い方

こちらが、機械系院試を受ける方にとってのバイブル、「機械系大学院への四力問題精選」です。通称、「四力精選」。

しかしながら、誤植がたくさんあったり、材料力学の符号の決め方が違ったり、なかなかの曲者…

そこで本記事では、大学院入試を控える皆様がスムーズに四力精選を使えるように、これだけは知っとかないとつまずくよ!という点や、四力精選のおすすめ勉強法について書いていこうと思います。

是非参考にして、無駄な時間を費やさないようにして下さいね!

また、勉強法について下の記事も参考になると思いますので、是非。

四力精選とは?

四力精選の紹介

機械系大学院への四力問題精選

編者 藤川重雄

出版社 培風館

初版発行 2008年4月15日

初版第12刷発行 2019年3月1日

定価 4200円+税

四力精選は、四力学(材料力学・機械力学・熱力学・流体力学)を扱う参考書の中で、唯一と言っていい問題集です。

問題はほぼすべて、東大、京大、阪大、東北大、北大、九大の旧帝大に加え、東工大、神大、早大などの難関大大学院の過去問から構成されています(東大と東工大と京大がメイン)。

材料力学 機械力学 熱力学 流体力学
問題数 130問 30問 32問 32問 36問

問題数は130問を誇ります。

四力精選の良いところは?

良いところ!
  • 院試問題の解答が付いている
  • 大学教授が書いているため分かりやすい
  • 四力学の教科書としても使える
  • ほとんどの院試問題に対応している

HPなどに載っている院試の過去問は解答が付いていないため苦労することが多いですが、四力精選は全問題に解答・解説が付いており、院試勉強において非常に重宝します。

さらに、各分野2名の大学教授が執筆しているため、解答・解説はわかりやすく書かれています。

各分野の初めのページには、問題を解くのに必要な知識や公式がすべて書かれており、教科書としの一面もあります。

また、総問題数は130問あり、ほとんどの院試問題のパターンを網羅できます。

四力精選の悪いところは?

悪いところ!
  • 誤植が多すぎる
  • 材料力学の符号が逆
  • 東大・京大レベルの問題が中心で超ハイレベル

四力精選は、本当に誤植が多くて有名です。誤植というのは、ミスプリやミスタイプのことを言います。

専用の誤植サイトがあるくらいです(笑)

この誤植サイト、実は有用で、あらゆる誤植が載っているだけでなく、掲示板で質問を自由にすることができます。

四力精選を解いていくと、必ずひとりでは解決できない疑問が浮かび上がります。その時に、是非活用してみて下さい。

また、材料力学では、曲げモーメントの正負の定義が一般的なものと逆です。

もちろん逆でも間違いではありませんが、符号が変わるため途中式が変わり、ややこしくなります。

また、悪いところではありませんが、問題の大部分が東大や東工大、京大の過去問であるため、難易度が高いです。

各分野に必ず基礎レベルの問題もありますが、全体的には難易度が高く設定されています。そのため、東大・京大レベルの大学院を受験されない方にとっては、enoughな内容でしょう。

四力精選の注意点

材料力学の曲げモーメントの符号が逆

曲げモーメントの符号の定義

上の正負が曲げモーメントの一般的な定義ですよね。

しかし、四力精選では、なぜか定義が逆です。

逆であるだけで、せん断力図や曲げモーメント図の向きが逆になったり、たわみの微分方程式が変わります。

たわみはy軸の取り方によっても変わるので、たわみの微分方程式は、下の表のように対応します。

  

たわみ$$y(x)$$
曲げモーメント<一般的> 曲げモーメント<四力精選>
$$y軸 上向き正$$$$EI\frac{d^2y(x)}{{dx}^2}=M(x)$$ $$EI\frac{d^2y(x)}{{dx}^2}=-M(x)$$
$$y軸 下向き正$$$$EI\frac{d^2y(x)}{{dx}^2}=-M(x)$$ $$EI\frac{d^2y(x)}{{dx}^2}=M(x)$$

四力精選はy軸を上向き正にとっているので、黄色の部分の公式を用いています。

しかし、院試本番では、たわみはy軸を下向き正に指定している場合もあり、フレキシブルに変えていく必要があります。

曲げモーメントはy軸の取り方に依存しませんが、たわみは依存することを理解していれば、大丈夫だと思います。

四力精選のおすすめ勉強法

たすら読む

です! もちろん、四力精選を少なくとも2周は手で解いてほしいのですが、をの後は、ひたすら読んでほしいのです。

その理由は、圧倒的に勉強量が増えるから

四力精選は問題が難しいので、一問解くだけでも1時間、2時間かかり、式変形も大量にしなければいけません。

解法が分かっているのに手を動かすだけの作業は、勉強ができる方の人にとっては無駄の時間です。

例えば、機械力学で運動方程式が二本立てば、行列表示して、基本解を仮定して、行列式 = 0 から固有角振動数を求めるまでは一本道ですが、その割には計算量が多くて時間を食いますよね。

ですので、問題を見て、解法を頭で浮かべて、読んでいくだけで十分なのです。

そして、読むことで書いて解くより圧倒的に速いので、何十周でもできます。

理系は解法の暗記科目です。何十周もすることで解法を完璧に頭に入れられます。

さらに、読むというのは場所を問わないので、電車の中でもスキマ時間でも、ぱっと勉強できます。

私は通学に電車で往復3時間かかったので、毎日電車の中で四力精選を読んでいました。

また、めんどくさがり屋の友達がいて、その人は読むだけで旧帝の大学院に合格していました。

読むだけでも十分効果があり、かつ無駄な時間を省いて、いつでも勉強ができるため勉強量を増やすことができます

是非、実践してみて下さい!









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