下投げフリースローで成功率90%のNBA選手がいた?!

リック・バリーの下投げフリースローの様子

かつて、NBA選手に「下投げ」でフリースローをした選手がいたことをご存じでしょうか!?

テニスでも錦織圭選手がアンダーサーブを打つことがごく稀にありますが、バスケ界でも下投げでフリースローをした選手がいたのです。

しかも、生涯で3818本ものフリースローを打ち、NBA史上歴代3位の成功率90%を記録しました。

その名も、リック・バリー(Rick Barry)。

世界最高峰のバスケットリーグNBAで殿堂入りも果たしているリック・バリーとはどのような選手か、下投げのフリースローとはどんな感じなのか、見ていきましょう!

フリースローのNBA平均は?歴代ランキングは?

マイケル・ジョーダンのフリースローの様子

2019-2020シーズンでは、NBAのフリースローの平均成功率は77%でした。

過去20年間の平均は75.8%です。

NBA選手でも4本に1本は外してしまうくらい難しいフリースロー。

NBAの歴代フリースロー成功率ランキングはこのようになります。

ランキング 選手名 フリースロー
成功数
フリースロー
試投数
フリースロー
成功率
1位 スティーブ・ナッシュ 2,931 3,244 .904
1位 マーク・プライス 2,135 2,362 .904
3位 リック・バリー 3,818 4,243 .900

下投げの名手リック・バリーは歴代3位の脅威の90%の成功率を誇ります。

バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンも83.5%と非常に高い成功率でした。

リック・バリーってどんな選手?

リック・バリーの試合中の様子

リック・バリーは1944年3月28日生まれで、1970年代のアメリカバスケット界を代表する選手の一人であり、史上屈指のスモールフォワードとして名高い往年の名選手です。

非常に攻撃的なプレースタイルで、いかなる場所からも得点でき、シュートオプションも非常に豊富で、得意のジャンプショットだけでなくフックショット、フェイドアウェイショット、セットショット、レイアップをいずれも左右両方の手から繰り出すことができました。

1965年にサンフランシスコ・ウォリアーズでデビューを果たしたバリーはその年の新人王を獲り、勢いとどまることなく翌年、歴代7位の平均35.6得点で得点王を受賞し(シーズン平均35得点以上をあげた選手はバリーとチェンバレン、マイケル・ジョーダン、コービー・ブライアントの4選手のみ)。その年にサンフランシスコ・ウォリアーズはNBAファイナルの進出へと導きました。

バリーは3年前には17勝しかできなかったチームを、僅か2年でNBAファイナルに進出させてしまったのです。

その後も活躍をつづけスター選手になったバリー。

その魅力はチームをも惹きつけます。

1967年にバリーは契約金関係でサンフランシスコ・ウォリアーズからオークランド・オークスに引き抜かれたのですが、ウォリアーズはバリーの存在を諦め切ることができず、法廷闘争に打って出てバリーをオークスの試合に出場させないよう訴えたほど。

翌年1968年にはオークスはNBAファイナルで優勝を果たすのですが、そのシーズンの大半をケガでバリーが欠場したためにアリーナは空席が目立ち、オークスは資金繰りが悪化して優勝直後に売却されてしまいました。

常にチームを巻きこんで振り回すほどのバスケ界の中心にいた人物だったのです。

下投げのフリースローをするからといって決して下手な選手だったのではなく、NBA史上に残る名選手でした。

リック・バリーの下投げ動画

こちらが、リック・バリーの下投げ動画です。

投げるときにリストをきかせてボールに回転をかけているのが分かりますね。

実は、バリーは高校3年生の頃にはすでにアンダースローによる投法を身につけていました。

それ以前のバリーのフリースロー成功率は約70%と平凡なものでしたが、父の助言によってアンダースローを取り入れたそうです。

バリーのなにが凄いかと言うと、バリーのフリースロー成功率は年々上昇していたことです。

リック・バリーのフリースロー成功率の推移

引退する前の年がキャリアで一番高い94.7%を記録していて、その次が引退する年、その次が引退する2年前です。

キャリア後半にボールを放る瞬間の手首の形を変えることでフォームの改善をしており、絶え間ない努力と練習が彼の成功率を支えていたのだと分かります。

現代版リック・バリー?!

バリー以降は「下投げ」の選手はほぼ出ていないませんでしたが、ロケッツのルーキー、チナヌ・オヌワクが2016年に下投げフリースローを久々に試合で見せ、大きな話題となりました。

チナヌ・オヌアクのフリースロー成功率は、下手投げフリースローに変更後、47%から59%にまで伸び改善に成功したようです。

レブロンが下投げしたら…

レブロン・ジェームズの壁画

ロサンゼルス・レイカーズ所属の21世紀のNBAを代表するスーパースター「レブロン・ジェームズ」を知らないバスケファンはいないでしょう。

サイズ・パワー・スピード・技術・センス・バスケIQのずべてを高次元で兼ね備えており、その面影はマイケル・ジョーダンと重なります。

そんな完璧レブロンにもひとつ気になる欠点があります。

それは、フリースローです。

彼のフリースロー成功率は、キャリアを通じると73.6%ですが、昨年は66.5%でした。

NBAの平均ほどで悪くない数字ですが、もし彼がプライドを捨てて下投げフリースローを練習し、リック・バリーのように9割入る選手になれば、それこそ鬼に金棒です。

1点、2点を争うバスケで、フリースローが入っているかいないかでだいぶ勝ち星も増えるのではないでしょうか。

『スラムダンク』の自称天才桜木花道も下投げ?!

スラムダンク桜木花道の下投げフリースローの瞬間

漫画『スラムダンク』の桜木花道の下投げは有名ではないでしょうか。

彼もなかなか入らないフリースローを、試合中に咄嗟に下投げでフリースローをし、見事に入っちゃうんですね!

奇しくも、一枚目のリック・バリーと全く同じ格好です。









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