『そうだ 京都、行こう。』人を惹きつけるコトバを作る5つの法則

そうだ京都、行こうのポスター

『そうだ 京都、行こう。』を聞いたことありませんか? すごい印象に残るキャッチフレーズですよね。

人気沸騰中の本『伝え方が9割』では、このような「強いコトバ」は才能でもひらめきでもなく、5つの法則があることを発見しました。

その法則を知れば、あなたも簡単に「人を惹きつけるコトバ」を必ず作ることができます。

会社の大事なプレゼンの要所に、長文のメールを読んでもらうときに、そして好きな子に告白するときに、強いコトバを用いれば、その答えをNOからYESの変えることができるでしょう。

この記事を読むことで、まるで村上春樹のような文学的なフレーズも、まるでオバマ前大統領のような名言も、あなたの才能のように作ることができるでしょう。

『伝え方が9割』の著者はコミュ障だった?

伝え方が9割の表紙

『伝え方が9割』の著者佐々木圭一さんは、小さい頃から人としゃべるのが大の苦手で、しゃべりたくないから理系に進んだほど。

そして、たまたま入った会社でたまたまコピーライターとして配属されました。

コピーライターとは、広告やCMなどのキラリと光るキャッチフレーズを作るお仕事です。

自他ともに認めるコミュ障なのに「なんで俺が?」と思ったそうですが、はじめはその肩書を見て頑張るぞ!と思ったそうです。

しかし、予想通り佐々木さんは全く仕事ができず、上司には「ミスばかりするから紙の環境破壊だ」と言われ、同僚にも部下にも抜かされ目を合わせることができず、体重も10kg増え、アゴがなくなり、まさにどん底の人生を歩んでいました。

そんな佐々木さんですが、ある日、名言や有名なキャッチフレーズを調べていると、そこに法則らしきものがあることに気づきました。

そしてあらゆるフレーズから、ついに5つの法則を見出し、それからというもの佐々木さんは飛ぶ鳥を落とす勢いで成功を掴んでいきました。

その勢いは国内にとどまらず、アメリカのハーバード大学からもオファーがくるほど。

佐々木さんも最初はキラリと光るフレーズを作るには才能が必要だと思っていましたが、佐々木さんのように完全に才能がなくても、5つの法則にしたがえば作ることができるのです。

早速、5つの法則の作り方をご紹介していきたいと思います。練習問題もあるので、是非挑戦してみてください!

①サプライズ法

そうだ 京都、行こう。

このフレーズは、サプライズ法に分類されます。簡単ですが、プロもつかっている技術です。

「京都、行こう。」だけでは平凡な文ですが、そこにサプライズワードである「そうだ」を付け加えることで、劇的に印象が変わります。

作り方は、下のような手順になります。

  1. 伝えたいコトバを決める(京都、行こう。)

  2. 適したサプライズワードを入れる(そうだ)

非常に簡単ですね。

そこで、重要なサプライズワードですが、このような例があります。

サプライズワード!
  • 「(語尾に)!」
  • 「びっくり、~」
  • 「そうだ、~」
  • 「ほら、~」
  • 「実は、~」
  • 「凄い、~」
  • 「信じられない、~」
  • 「あ、~」

例えば、「あ、小林製薬」もサプライズワードを使っています。これが単に「小林製薬」ではまったく響きませんね。

サプライズ法の効果の大きさをお分かり頂けたと思います。

②ギャップ法

これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。

このフレーズは、人々を熱狂させたオバマ前大統領の就任時のコトバで、ギャップ法に分類されます。村上春樹氏も使う心を動かす技術です。

ギャップ法は、スタート地点を下げ、言いたい意味にギャップをつくることで、相対的に言いたい方へのエネルギーが増やす方法です。

オバマ氏は「あなたの勝利だ。」と言いたいのですが、あえて「あなた」の反対側である「私」というコトバをその前に使ってギャップを作り出したのです。

他にも、「あなたが好き」だと平凡ですが、ギャップ法を用いて「嫌いになりたいのに、あなたが好き。」と言うと、グッとくるのではないでしょうか?

作り方は、下のような手順になります。

  1. 最も伝えたコトバを決める(あなたが好き)

  2. 伝えたいコトバの正反対のワードを考え、前半に入れる(嫌いになりたい)
  3.      
  4. 前半と後半がつながるよう、自由にコトバを埋める(のに)

ギャップ法について分かって頂けたと思いますが、今のあなたなら、あの感動的な名言がギャップ法であることにすぐ気づくでしょう。

「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩だ」

ニール・アームストロング アポロ11号船長

「事件は会議室で起きているんじゃない! 現場で起きてるんだ!!」

『踊る大捜査線』青島俊作

「お前の為にチームがあるんじゃねぇ チームの為にお前がいるんだ!!」

『SLUM DUNK』安西先生

「高く、堅い壁と、それに当たって砕ける卵があれば、私は常に卵の側に立つ」

『エルサレム賞受賞スピーチ』村上春樹

③赤裸々法

くちびるが震えている。あなたが好き。

「赤裸々法」とはあなたのコトバに、体温を感じさせ、ときに詩人のようなニュアンスをつくりだすことのできる方法です。

まるでプロが書いたような、脳裏に焼きついて離れないコトバです。

赤裸々法は、ふだん意識していない、自分の感覚に向き合います。

人間としてあたりまえすぎて今までコトバにしていなかったコトバを、あえてコトバにするのです。

例えば、人に「好き」と言うときに、あなたのカラダはどう反応していますか?

顔→「赤くなる」 のど→「カラカラになる」 くちびる→「ふるえる」

これらのコトバを伝えたいコトバの前に入れるだけで、あなたのコトバに体温を感じさせ、イキイキとしたコトバに変わります。

  1. 最も伝えたコトバを決める(あなたが好き)

  2. 自分のカラダの反応を赤裸々にコトバにする(くちびるが震える)
  3.      
  4. 赤裸々ワードを、伝えたいコトバの前に入れる(くちびるが震えている。あなたが好き。)

赤裸々法のポイントは②ですが、以下の質問を選んで答えると、容易につくれるでしょう。

赤裸々ワード!
  • 顔は? → 顔が真っ赤、~
  • のどは? → のどがカラカラ、~
  • くちびるは? → くちびるが震えている、~
  • 息づかいは? → 息ができない、~
  • 目は? → 目が合わせられない、~
  • うぶ毛は? → すべてのうぶ毛が立っている、~
  • 肌は? → 汗ばんでいる、~
  • 頭の中は? → 頭の中が真っ白、~
  • 手のひらは? → 手にじわり汗が、~
  • 指の先は? → 指先がじんじんする、~
  • 血のめぐりは? → じぶんの鼓動がわかる、~

赤裸々法は、ひらめいて、まるで天から降ってくるようなコトバです。実際に村上春樹氏のようなコトバを自由に操る天才たちは、特に意識することなく思いつくのでしょう(思いつく人だから天才とよばれているのでしょう)。

でも、私たちのように特にセンスがなくても、そのレシピさえ知っていれば同じようなコトバを作ることができるのです。それはまるで有名店のレシピを知っていれば、ある程度おいしい料理を、何度も作ることができるのと同じですね。

では、赤裸々法を用いた、天才的なコトバを見てみましょう。

「上を向いて歩こう 涙がこぼれないように」

『上を向いて歩こう』永六輔

「息を切らしてさ 駆け抜けた道を」

『終わりなき旅』Mr.Children

「朝、目が覚めるとなぜか泣いている」

『君の名は。』新海誠

「眠気で思いまぶたをゆっくり持ち上げた瞬間、眼球が飛び出るかと思うぐらいの衝撃を受けた」

『夢をかなえるゾウ』水野敬也

④リピート法

今日は暑い、暑い。

リピート法は、簡単でありながら、相手の記憶にすりこみ、感情をのせる技術です。

例えば、「さいた さいた チューリップのはなが~♪」や「桃太郎さん 桃太郎さん お腰につけた~♪」、「まいにち まいにち ぼくらはてっぱんの~♪」、「ドラえもん ドラえもん ホンワカパッパ~ ドラえもん♪」

を小さい頃に聞いて、覚えている人は多いのではないでしょうか?その時に親から話してもらったことは覚えてなくとも。

それらの歌詞は、まさにリピート法でできています。実際、時代を超えて残っている童話は、ほぼすべてリピート法を使っています。

「さいた チューリップのはなが~♪」だけではこれほどメジャー曲にならなかったと思いませんか?

つくり方は、いたってシンプルです。

  1. 伝えたコトバを決める(今日は暑い)

  2. くり返す(今日は暑い、暑い。)

「今日は暑い」だけでは、なんとなく感想を言っただけのようですが、「暑い」を2回くり返すだけで、額に汗をかいて上着もぬぎたくなるようなニュアンスがでて、感情をのせることができます。

実は、現代でも名曲と呼ばれるその95%がリピート法でつくられています。

遠く 遠く 離れゆくエボシライン~♪

『希望の轍』サザンオールスターズ

LOVE LOVE 愛を叫ぼう 愛を叫ぼう~♪

『LOVE LOVE LOVE』Dreams Come True

どんなときも~、どんなときも~♪

『どんなときも。』槇原敬之

会いたかった 会いたかった 会いたかった Yes!

『会いたかった』AKB48

⑤クライマックス法

ここだけの話ですが、私はカレーが好きです。

クライマックス法は、寝ている人も目をさます、強烈なメッセージ技術です。プレゼンや人の前で話す機会が多い方は、是非身につけたいテクニックです。

大学の講義などで、「これだけは覚えてほしいのですが、~」と言われるとあんなに眠たかったのに、ビクッと起きた経験はありませんか?

効果テキメンですが、つくり方はカンタン。

  1. いきなり「伝えたい話」をしない(カレーが好き)

  2. クライマックスワードから始める(ここだけの話ですが、)

では、具体的にどんなクライマックスワードがあるのか見ていきましょう。

赤裸々ワード!
  • これだけは覚えてほしいのですが、~
  • ここだけの話ですが、~
  • 誰にも言わないでくださいね、~
  • これだけは、忘れないでください、~
  • 一言だけつけくわえますと、~
  • ワンポイント・アドバイスですが、~
  • 3つのコツがあります、1つ目が、~

実践問題に挑戦!

5つの法則をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。実際に使えそうでしょうか。

ということで、いくつか実践問題をのせようと思います!

答えはあくまでも一例ですので、別解として考えて頂ければと思います。


「今日はいい天気。」をサプライズ法で、強いコトバにして下さい。

  1. 「今日はいい天気!」
  2. 「実は、今日はいい天気。」
  3. 「信じられない、今日はいい天気。」
  4. 「あ、今日はいい天気。」

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「私は味方です。」をギャップ法で、強いコトバにして下さい。

  1. 「誰もが敵になっても、私は味方です。」

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「ここのラーメン旨い。」をギャップ法で、強いコトバにして下さい。

  1. 「他の店がまずく感じるほど、ここのラーメン旨い。」

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「お腹がすいた。」を赤裸々法で、強いコトバにして下さい。

  1. 「何も考えられない。お腹がすいた。」
  2. 「お腹がぐっと締め付けられる。お腹がすいた。」
  3. 「くちびるがヒリヒリ。お腹がすいた。」

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「ピザが好きだ」をリピート法で、強いコトバにして下さい。

  1. 「ピザが好きだ、好きだ。」

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「コトバを強くする5つの法則をみつけたんですよ。」をクライマックス法で、強いコトバにして下さい。

  1. 「あなたにしか話しませんが、コトバを強くする5つの法則をみつけたんですよ。」

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